題名がふざけているが、観る価値が高い。
高校生の物語だが、社会人も全く同じ。
評価が高かった割にはそれほど面白くなかった。
各銀行・証券のトップも窮地に立たされると大したことはできない。おどおどするだけであり、何か有益なことを実行できるわけでもない。
威張ることが楽しいのだろうか。
中国出張の行きにフライトにて。この映画を観て、元になっている実話を初めて知った。
空売りしているヘッジファンドに、個人投資家の集団が挑んでいる、という構図。ただ、個人投資家は個々人の思惑で買ったり売ったりしている筈で、「ヘッジファンドと闘っている」つもりになっている個人はそれほど多くないような気もした。主人公もまた自分の思惑で買っているのではないか。
いずれにせよ、カネに翻弄されるという意味ではヘッジファンドだろうが、個人投資家であろうが、ブローカーであろうが、金持ちの取り巻きだろうが、みな変わらない。
一定の金銭的余裕ができた後は、マネーゲームから逃れる方が、幸せになれる可能性が高いように思える。