記録の力 / The power of Recording

Taking notes, reviewing them to improve productivity is fun. Will see how I can improve myself by recording all sorts of things.

逃げるは恥だが役に立つ

 

逃げるは恥だが役に立つ DVD-BOX

逃げるは恥だが役に立つ DVD-BOX

  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: DVD
 

 

約500分を費やして得たもの。

 

  • コミュニケーション能力不足

質は異なるが、コミニュケーション不足による行き違いが激しいと言う意味で、三浦綾子の「氷点」を思い出した。

 

男女間で相手をおもんぱかってるあまり、あるいは、相手に嫌われたくないと言う一心で、自分の気持ちを伝えなかったり相手の気持ちを勝手に解釈したりして誤解を生んだまま行動することで破滅的な結論になる場合がある。

 

このドラマでは単に気持ちのすれ違いだ生じる程度で、これはコミカルな場面に限定されていたのだが、破滅的な結論にまで至ったのは「氷点」の例。

 

問題点は、コミニュケーション能力不足とも言えるし、自分の思っていることや相手の思っていることを正確に把握しようとする能力や技術の未熟さ。

 

原因は、「嫌われたくない」「嫉妬深いと思われたくない」「口うるさいと思われたくない」といった自意識過剰か。

話してみれば些細な事と判断される場面が多く、悩んでいる時間や勝手に解釈していたことによる気持ちのすれ違いの方がよほど痛手となる。

 

 

  • 若者の草食化

さすがにこれは恋愛ドラマなので誇張表現と思われるが、一緒に寝ていて何もしないのは信じがたい光景。しかしこうしたドラマが多くの人間に見られることによって、フィクションが現実の世界でも一定の影響力をすることがあるだろう。

  • ドラマと現実の乖離

総じて出てくる人間は良い人がほとんど。

 

ドラマと現実の相違は以下の点。

 

ドラマでは視聴者が、それぞれの登場人物の心理を全て把握できるため、各登場人物に公平な観点から感情移入することができる。

 

現実では、自分自身の心以外誰が何を考えているのか、はっきりって完全にわからないと言う不明確な状態が通常だ。

 

不明確であるがゆえに疑心暗鬼となり、相手がどう思うかについて勝手にこちらで解釈し、主観的に「自分は馬鹿にされている」といった自尊心の低さが前面に出ると、あらゆる出来事を悲観的に考えてしまう傾向がある。

 

主観に影響される程度はおそらく本人が認識している以上に強いだろう。この点を認識していると思っている自分ですら、主観的な感情によっていかに客観的な判断が阻害されているか、完全には理解していないのかもしれない。

 

こうしたメタ認知の能力を、もう少し鍛える必要がありそうだ。

 

  • 一服の清涼剤

日本のドラマに全く興味がなかったので、20年ぶり位に見たが、役者の演技もそれほど違和感なく楽しめた。

 

また以前は単に娯楽としてのみ見ていたが、出てくる事象を題材に種々思考実験をすることが可能だ。

 

また、一服の清涼剤としても楽しめたので、これからは時々意図的に見ることにする。

 

ナチス第三の男(字幕版)

 

ナチス第三の男(字幕版)

ナチス第三の男(字幕版)

  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: Prime Video
 

 

  • 女癖が悪いと良いことはない
  • 人格が歪む理由の一つは挫折
  • 人種的に優生なものを選択するという発想→全能感?
  • 視野狭窄の恐怖
  • 殺人:人間は慣れるモノ
  • 二面性:大量殺人者と「子の親」という二面性

 

 

 

アップグレード

 

アップグレード (字幕版)

アップグレード (字幕版)

  • 発売日: 2020/05/26
  • メディア: Prime Video
 

 

  • 最後に悪が勝つパターン

 

  • VRで快適に生きるのと、リアルで過酷に生きるの、どちらを選ぶか。


「幸せとは、人間が自分自身でどう感じるか決めるもの。」

 

もしこの定義が正しいとすれば、バーチャルリアリティの世界で、かつ、本人がVRであることを認識しない前提であれば、VRの世界での幸せを満喫することがその人にとっての幸せとなるだろう。

 

三者がそうしたVRでの幸福をいかに悲惨なものと捉えようと、本人はその第三者の評価すら全く気にならず、と言うよりも本人の生きている世界はVRであり、本人はVRであることを認識していないのだから。

 

「瞳を閉じれば世界が消える」というカントの言葉の通り。

 

 

 

 


テクノロジーやAiの能力が上がり、人間はコンピューターに処理される側に回る。こういった社会を恐ろしいと感じる風潮は現在強まってきている。

 

しかしこうしたテクノロジーの進化の前に、各人間はそれほど自由に考え、自由に行動できていたのか。

 

進化したAIに支持されてしまう人間が描写されているが、今までも自分より高い知能の人間に支持され、ほとんど自分の自由意志を奪われて生活していた人間も実は多いのではなかろうか。

 

つい最近までの日本のサラリーマン社会も、多くの場合に「出世競争「と言うゲームの中では、自分の上司や権力を持ったキーパーソンに実質的に逆らうことができないまま行動を余儀なくされてきたのではないか。

 

このように考えると、進化したAIによって支配されることをそれほど怖がる必要は無いのかもしれない。なぜなら、理不尽な上司や権力者よりも、数百倍知能が高いAIの出す指示の方が、合理性と言う観点からはより受け入れやすいとも言えるから。

 

 

ツァラトゥストラ

 

 

 

どんな時代にニーチェが生きていたのか知るために、山川の世界史で一瞥。

 

 

 

残酷で異常

 

残酷で異常 (字幕版)

残酷で異常 (字幕版)

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
 

 

 

【抽象化】

  • コミュニケーション不足による勘違い
  • 最悪殺人まで生み出す
  • 追いつめられると、何をするかわからない
  • 追いつめていることすら認識できていない
  • 罪の意識がないまま、罪を犯す

 

【抽象化・アクション】

  • 相手の立場に立った思考
  • 関係性が悪いなら、腹を割って話す努力を
  • 相手の思考が不明なまま、自己の行動を加速しない

ロード・オブ・ウォー

 

ロード・オブ・ウォー (字幕版)

ロード・オブ・ウォー (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

  • 最大の武器輸出者は、米・英・仏・ 露 ・中の国連常任理事国


武器商人が悪の権化のように描かれるが、結局悪者は超大国の5つであり、国家の悪行に比べれば武器商人もかわいいものと言うところか。

 

これが本当に事実だとすれば、自分を含め世の中のほとんどの人間は事実を知らないままこの世界を生きていることになる。

 

これだけありとあらゆる情報にアクセスできる時代にありながら、結局情報操作は存在し、操作されていることにすら気づかず、虚構の世界をのうのうと生きているに過ぎない。

 

世の中を知ることで何が良いのかわからないが、操作された情報を嬉々として受け取って喜ぶほど間抜けな男でありたくない。

 

「世の中を知ること」が自分の現在の最終的な目的になっているが、しばらくこの目的は変わらなそうだ。

 

  • 続ける理由は、金ではなく才能。

 

  • 仕事のタフさ


武器商人の仕事と比べると、あらゆる仕事が広く見える。武器を売って儲けることで罪をなし、目に見える範囲で弱者が殺されるのを見る事は自分には耐えられない。

 

そこに耐えながら事業があるから売りさばく。これは通常の人間では精神的にもたないと思う。

 

仕事は精神的ストレスがかかる場面が多く、そういった困難を乗り越えるほど、よりタフで強くなる。こうして仕事に長けたスキルが磨かれるように思う。

 

その意味では武器商人こそ精神的に極めてタフな商売と感じる。