生まれて初めてこの雑誌を購入。書店で立ち読みした際特集で扱われている「2020年の羅針盤」が魅力的だったから。
この特集で世界の識者が興味深い話題について語っていた。例えばジャレド・ダイヤモンド、スコット・ギャロウェイ、リンダ・グラトン、スティーブン・ピンカーといったポール・クルーグマン。
【インフレ】
- ポール・クルーグマン
- 日本のインフレ目標が2%と言うのは知っていたが、1%程度しか目標達成できていない事は初めて知った(英国も日本と類似の状況)
- 日本は金融緩和によりインフレ率を上げようとしていたにもかかわらず、緊縮財政となる消費増税を行っている点で矛盾がある。インフレ率を上げるためには、財政支出が必要。
- インフレの定義は、物価が上がること、貨幣価値が下がること、借金の重圧が減ること。とすると借金ナシ、現金アリのポートフォリオはインフレが来ると最悪だ。
- トランプ政権となり、 10年間で1.5兆ドルの減税。にもかかわらず設備投資はマイナス2.7%
インフレの定義を見る限り、現在のポートフォリオのままでは危険だ。金利が安い今のうちに借金を増やし、将来のインフレに備えておくのがベター。
とは言え、いつインフレが生じるかを予測するのはほぼ不可能に近い。であればある程度バランスのとれたポートフォリオを施行するのが賢明だ。
①日本のインフレ、 ②EUの問題、 ③アメリカ大統領選といった世界経済についてはほぼ知識がゼロに近い。こうした分野で新たな知識を得るとあたかも賢くなったような錯覚に陥りがちだ。
知ったことを誰かに伝えることで満足するのも良いが、得た知識を自分の生活にどう生かすことができるかを考えるのが必要。
上記3点をどのように活かしていくか。世界経済の話と自分の生活を結びつけるのであれば、現在の仕事のほかに、自分のポートフォリオの配分を見直すこと程度しか思い付かない。
2020年の前半半年で、他に自分の生活に応用できる範囲が分野がないか考える。