宇宙の始まりについて、未だ多くの謎を残しながらも、現在科学的に解明されている点もあるらしい。知るだけで興奮するほど刺激的な内容だが、そこに出てくる概念は、スケールは異なるが我々人間の行動や思考・思想と相似形のような形で存在しているように感じる。
【特に強く興味を惹かれた点】
- 完全なる無は存在するか
- E=mc2
- ビックバン
- 世界で奴隷は4500万人(2016年)
2020.5.22
ようやく読了。考える材料の宝庫なので、まとめ直すときにいろいろ考えたい。
宇宙レベルの歴史を考えると、いかに人間の歴史が短く、況や今生きている自分の生活に伴う悩み、争い、怒り、悲しみ、苦しみ、喜びが如何に些細なものか痛感する。それが良いことなのか悪いことなのかすら判断できない。
悩むことすら傲慢な気がする。
宇宙全体を支配する大きなエネルギーとは何だろうか。エントロピーという概念は恐ろしく感じる。恐ろしいが、これが全てを支配する究極的な原理なのかもしれない。