【抽象化】
- 無意識下の思考
- 思考は影響受けやすい
【所感】
- 意識下で注意すべきこと
夢=無意識、と言う枠組みはフロイトの時代に終わったと言われる。この枠組みは科学的には正しくなかったとのこと。
実際には無意識下では、非常に精緻かつ速いスピードで思考が展開されている。この思考の速さは意識下の我々が認識できるレベルをはるかに超えているとのこと。
逆に無意識下に置いて植え付けられた観念は、自分に認識されることもなく、意識下の実際の行動に影響を及ぼす。
インセプションで主人公が相手にやろうとしたのはこの点だろう。
我々が出来る事は、意識している自分にとって正しいと思いがちな事象を、客観的に冷静に判断すること。もしかすると、無意識下において計算・思考された結果が意識の上に上がってきているだけで、その無意識に置いて決断した事象は、感情や他人の刷り込みによって大きく影響受けている可能性もある。
常にバイアスを認識し、自分自身が正しいと客観的に判断できることを基盤として、意思決定を行うことが重要。
ある意味どこまでも疑心暗鬼になること。
同時に、疑心暗鬼になるからといって悲観的に人生を捉える必要は無い。
- もう1つやれること
もう一つやれるとすれば、どのようにして無意識下での計算や思考を意識下に置いてコントロールできるかを考えること。
意識と無意識が完全に2分されているとは思えない。同じ人間の脳の働きに起因している限り、意識レベルが無意識レベルにアクセスする方法はいくつかあるのではないか。